スイカとテニスボール

【姉のKaoruより】


前回のブログで妹がほめてくれた呼吸法。

出産のときの呼吸法といえば「ヒッヒッフー」だとずっと思っていたのですが、私のお産のときはこの呼吸法をする機会がなかったです。


それよりもよくお世話になったのが、「フーウン♡」呼吸。

字面でみると可愛いですね。

「陣痛が進んできて、赤ちゃんが下に降りてきたときに、いきみたくなってしまうのを逃す呼吸法です。フーウン、のウンのときにお尻にテニスボールをあてます」

と両親学級でならって、パパとママはちょっと恥ずかしがりながら、

「フーウン♡」って練習をするのです。


こんな感じです。


注)自宅にボールがなかったので、タマネギを代用していますが、本番はタマネギではいけません。100均の柔らかビニルボールでもいけません。固いテニスボールが必要です。


しかし、出産を経験したママ友とは、「フーウン♡なんて可愛く言っている場合じゃなかったよね、パパにお尻抑えてもらって恥ずかしい、なんて思っている場合じゃなかったよね!」と盛り上がります。


陣痛が進んでくると、テニスボールでぎゅーっとお尻を抑えてもらわないと、

とんでもなく痛いのです。

ずんずんと出てこようとするスイカを、小さなテニスボールで抑えるのです、大変そうでしょう。

そしてこの抑え方難しいし、パパはこの痛さがわからないし、

出産を経験したママのほとんどが、「そこじゃない!助産師さんに代わって!(怒)」

状態になるそうです。


私は、まさに母に「そこじゃない!Maikoに代わって!」と怒鳴ったようで

「悲しかったわー」とつい先日母から聞かされました。

必死すぎて、そんなことを口走っていたのもすっかり忘れていたのでした。


フーウン呼吸、侮るべからず。


【妹のMaikoより】

そんなわけで
今回はフーウン♡テニスボールついてです〜

「フーウン♡」ですか~笑
ママたちが
こんなに可愛くいきみを
逃そうしてたなんて、ビックリですσ(^_^;)

そもそも
なぜいきみ逃しが必要かというと、

赤ちゃんの出口が開いていない状態で無理にいきむと、
赤ちゃんが苦しくなったり、
赤ちゃんの出口が裂けてしまう危険性があるからです。

この理由を聞くと
「フーウン♡」が
「フーウン!」になってきますよね。

そして、
テニスボールを使う頃は
姉のように、ママたちは痛さのあまり理性を保てず、豹変することもあります。

わかりやすくいうと。。。

「おまえ、どこにテニスボール当ててんだよ!そこじゃねぇよ!!使えねぇな!!」

って感じになるかなσ(^_^;)

中には、豹変した自分を見て
「主人、私のこと、嫌いになっちゃったかな。」と泣いてしまうママもいます。

でもね、
大事なのは、
ママが
それだけの痛みに耐えながら
赤ちゃんを産んでくれたこと。
豹変してしまうほどの痛みを、ぶつけられる家族がいたこと。
そして、一緒に乗り越えたこと。

おねーちゃん
家族みんなで
豪ちゃんのお産を乗り越えられたね。
これからも、
家族みんなで、豪ちゃんを育てていこうね。

☆生後104日の豪ちゃん☆

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