仕事がないのに、私が息子を保育園に入れたわけ

【妹のオグマイです】

1か月ぶりのブログになってしまいました。

その間、いろいろ、いろいろありました。

・・・・・が、おいおい書いていくことにします(^^:)


さて

春になってからの我が家のニュースといえば、

せいちゃんの保育園入園です。


「あれ?オグマイさん。確か仕事クビになったよね?小川町で仕事見つかったの?」


あら、覚えていましたか~

そんなこともありましたね。笑


医療職だから、引く手あまただと思っていたのに

フタを開けてみたら、小川町に

私の希望する仕事はありませんでした。。。


そんなわけで、求職中。
いわゆる、無職です。

東京都違って、小川町は待機児童ゼロだから、求職中でも保育園入れちゃうんです。


おやっ!なにやら世間の話し声が

聞こえてきましたぞ。


「こんなに可愛いのは、今しかないんだから、保育園に入れるなんてもったいないよ」


「子どもと一緒にいるのが、お母さんの仕事でしょ?」


「日中、1人で面倒をみるのが、ちょっとプレッシャーで…」(ママの言葉)
「でも、それがお母さんなんだよ。みんなそうしてきてるんだよ。がんばりなよ!」



ビリッ 。

ビリビリッ。 




悪意のない言葉に心がちぎられていく音がする。


これらは実際に

私がかけられた言葉で


『母親なのに、育児やらないわけ??』

私の耳には、そんな風に歪んで聞こえました。

『そもそも、そもそもなんだけどさ、

オグマイさんは、仕事がないのにどうして保育園に行かせたいの??』


 そうだよね、そこだよね。

時代とともに
家族という小さな社会の単位が
小さくなって核家族になった。
共働きになって
男が働いて、女が育児家事という
意識も変わりつつあるけど、
3歳児神話とともに
その意識は根強く残っていて、
女性は育児家事、
プラス仕事をするという状況が多い。

女性を支えるために
時短や便利性を謳うものが増えた。
(女性のためだけじゃなくも増えてるかな。)

それとともに、
生活の中で育まれていた
乳幼児の育ちも減った。
例えば、水道をひねるとか雑巾掛けするとか。


いまは、50メートル走で骨折する子がいると新聞に載っていた。
私自身も
小学生の時にぎっくり腰になった。
これも生活のなかで育まれていた
育ちが減った影響なのかな。


助産師になってから
子育て支援を学んでいくうちに
乳幼児のうちからの遊ばせ方や
母親、家族の関わり方(抱っこの仕方とか)で、身体の使い方は育まれていくんだとわかった。
できないんじゃなくて、
使ってないから、使い方がわからないんだと思う。


せいちゃんが通っている保育園は
たくさん遊んで
乳幼児のうちに体幹を育てるという
考え方の園で、
ここで育てていきたいって思った。
(保育園については、今度詳しく書きます。ほんといい保育園なんです!)
 

『お母さんから離れていて愛情不足になるんじゃない??』

愛情はお母さんからだけでなく、それ以外の大人からもらうのでも、さほど変わらない。むしろ、様々な大人関わってもらった方が様々な体験ができ、小さな社会が広がっていく。

『子育て支援センターとか広場でもよかったんじゃないの?』

子育て支援センターだと
みてもらえるのは切りとられた生活の一部だけって感じがしてて、
それでも十分なんだけど、
私は、継続的にせいちゃんをみてもらって安心したかった。
その中で、ちょっとしたことを専門家に相談したい、話したい。

保育園に通うようになって、
「私の責任」が少し減って
「私の子育て」から園と協力する「私たちの子育て」になった気がした。
(これは園長先生の受け売りです)
それは私の心を軽くして、とても元気にしてくれた。


妊娠して港区にいる時から保活をしてきたから思うことがある。

仕事に復帰するから
どうにかして保育園に預けるという前提ではあるけれど、
「この子をこの園に預けて、園と一緒に私たちの子育てをしていきたい!」って選び方ができたら、
久しぶりの仕事に復帰しても
少しは不安が軽くなるんじゃないかな。


私は、小川町に引っ越したから、
それができる環境にいて恵まれているなと思っているけれど、
恵まれているんじゃなくて
みんながそうやってできる環境があったらいいなと思う。



保育園はなんというか、
私の暮らしを丸ごとみてくれてて
さっき「私たちの子育て」ということを書いたけど、それは、これから「私たちの暮らし」になっていく。
(これも園長先生の受け売り。笑)

保育園が大っきい家族みたいな気がして、家族が増えたみたいな不思議な安心感。それで、私はすごく気持ちが安定した。


3歳児神話とか
日本はお母さんが1人で頑張るのが
美徳というような意識が
蔓延っていて
そんな意識をもった
周りの人たちの悪意ない言葉と、
そして自分自身と
ママたちは、日々戦っている。

実体を持たない敵。
一人では倒せない。
そもそも敵なのかも
倒すものなのかもよくわからない。


でも、いまは、そんな言葉を気にせず
保育園に入れてよかったと
心から思う自分がいる。
もっともっと
ママたちは甘えていいと思う!!
人に頼っていいと思う!


自分だけの正義というものさしで、
相手の心を踏み躙っていないか
よかれと思って言った言葉で
相手が傷ついていないか
時代が変わってきている今
ちょっと立ち止まって、考える必要がありそうだ。

そう、自分自身にも問いつつ
今日も春の花を見ながら
せいちゃん、保育園にいってきまーす!

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