優先席の小さな物語

【妹のオグマイです】

最近は
この【妹のオグマイです】も
いらないんじゃないかなと思う
今日この頃。
おねーちゃんは元気だろうか。。。笑


もうすっかり定着した
金曜日、横浜までの小さな旅。
毎週毎週、一期一会があることが
本当に嬉しいし楽しい。


そんなわけで
心に残ったエピソードは
ブログに残していこうと思います。


私とせいちゃんは
いつも優先席に座らせて
もらってます。


隣に座ったおばあちゃん。
抱っこしてもグズるせいちゃんを
ニコニコあやしてくれた。

降りる時は、ドアの近くにいた
妊婦さんに
「席空いたから座りなさいね」
と声をかけていた。

それを見た私は
「気付かなくてごめんなさい。
私、立って抱っこしながらあやしてたから、席譲ればよかった。」

というと妊婦さんは
「笑顔で大丈夫ですよー」
とせいちゃんと遊んでくれた。



優先席の端の部分にちょっと寄りかかっていた外国人の若い男性。
北欧系色のきれいなTシャツを着ていて、せいちゃんはそれに触りたかったみたい。

せいちゃんがシャツに触ろうと
手を伸ばしていると
彼はヘッドホンを外し、こちらにきてくれた。


「ありがとう」私が言うと
「かわいいね」と言って
シャツの裾を触らせてくれて
せいちゃんをあやしてくれた。

別れ際に
「バイバイ」って、お互い手を振った。


その一部始終をドアに寄りかかりながら
見てくれていたおじさん。
微笑ましいなぁと言わんばかりの
優しい表情で見守ってくれてることを
私は気付いていましたよ。

だから、おじさんが降りる時、
私がお辞儀したらちょっと慌てて
テヘペロみたいなかわいい顔して
小走りしていった。


電車を乗り換えた。
いつもなら、横浜から小川町の3駅前まで直通電車があるんだけど、

この日は
せいちゃんが長いお昼寝をしたため
1時間遅い電車に乗り込みました。
そのため、途中で帰りの通勤ラッシュの時間に…。


混んでいる電車に
ベビーカーで乗り込みのは、
なんとも勇気がいります。。。

せいちゃんも
いきなり周りを大人たちに囲まれたせいか、グズり始めました。

抱っこしてあげたいけど、
後ろの人のリュックが当たって狭い。
抱っこできる空間というか、余裕がない。


「抱っこしてあげたら?」
隣にいたおばちゃんが声をかけてくれた。
「狭いけど、できるわよ」
というと、
その声に周りの人たちが反応して
少しずつ動いて場所を空けてくれた。

抱っこできたけど、
せいちゃんはまだグズグズ。

おばちゃんに
横浜から乗ってきたと告げたつもりが

「降りようなんて思わなくていいの!子どもは泣くのが仕事よ。気にならない。ねぇ、そうですよね!!」

と、でっかい声で周りに賛同を求め
それに、うんうんと頷く周りの人々。
(さすがに全員ではななかったけど)

「ほら、大丈夫!!」

降りようなんて気持ち
さらさらなかったけど、気持ちがすごくラクになったなぁ。

そして、
おばちゃんは、
優先席が空いたら席を取りに
一目散に走り、一緒に座ってくれました。


一部始終を見て
この人は大丈夫だと思ったのか
せいちゃんは
おばちゃんの手をなめたり噛んだり(笑)
キャッキャッと声をあげながら、
ニコニコしていました。


私はみなさんの優しさで
いつも幸せな気持ちになって、
自然に「ありがとう」
って言葉を言いたくなる。

うん、そんな2時間です。


メディアでは
電車で悲しいくらい非道な出来事が流れているけど、
同じ国で起こっていることなのかなって思うことがある。

本当は
私みたいに優しくしてもらってる人
たくさんいるんじゃないかな。

そういうのって
あんまりメディアに流れてこないけど
話題性に欠けるからなのかな。

この世界は優しさで溢れてますよー


わりと好きな山ちゃんと
蒼井優さんの結婚ニュースを
見ながら、そう思いたい私なのでした。

芝生がチクチクして動けない
10ヶ月になったせいちゃん。
以前、夫が結婚記念日に連れて行ってくれた安曇野にあるカフェ。

お気に入りで帰るたびに
連れて行ってとせがんでいます。

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